やってみたいと思っていたmtgコラム翻訳に挑戦。
原文はPascal Maynardによるモダントップメタ8デッキ紹介シリーズコラム第一弾、ツイン考察記事です。
http://www.channelfireball.com/articles/top-8-modern-decks-twin/
ガバ意訳・つまみ訳ですが読んでくれる方がいたら幸いです。

2ヶ月にわたるシリーズコラムの第一弾にようこそ!モダンの創世記から影響を与え続けている8つの戦略について、その変遷をたどりながら紹介していくよ。
モダンの知識は相当豊富に持ってる自信があるけど、それぞれのあアーキタイプの専門家が現れて、知らなかったことを明らかにしてくれるだろう。

双子
双子は多くのモダンの禁止カード制定から難を逃れている唯一のアーキタイプだ。そしてこのフォーマットが始まってまさに最初のイベント ―2011年のプロツアーフィラデルフィア― から今まで生き残ってきているアーキタイプでもある。このイベントで僕もTwinを使い始め、たちまちメロメロになった。結果、僕がモダンでもっともプレイしたデッキとなった。
Samuele Estratti
Pro Tour Philadelphia 2011 Champion

Lands
1 x Breeding Pool
4 x Cascade Bluffs
5 x Island
3 x Misty Rainforest
3 x Mountain
4 x Scalding Tarn
3 x Steam Vents
Creatures
4 x Deceiver Exarch
2 x Kiki-Jiki, Mirror Breaker
3 x Pestermite
2 x Spellskite
Noncreature Spells
2 x Dispel
1 x Disrupting Shoal
3 x Firespout
1 x Lightning Bolt
2 x Pact of Negation
4 x Ponder
4 x Preordain
4 x Remand
1 x Sleight of Hand
4 x Splinter Twin

Sideboard
2 x Ancient Grudge
3 x Blood Moon
1 x Deprive
2 x Dismember
2 x Engineered Explosives
2 x Lightning Bolt
2 x Spellskite
1 x Vendilion Clique

一番最初のバージョンは、「オールインコンボ」だ。最初の4ターン目に勝ってなければうまく回ってない。これは「ターン4ルール」を達成しているだけでなく、(訳注:モダンの環境調整基準「3ターンKillを許さない」を指していると思われる)コンボを止めようとする対戦相手に対してカウンタースペルをもてたことから、最高のデッキだった。総督・やっかい児それ自体も相手のキーカードをタップすることでTimeWalkになりうるしね。
 
 瞬唱と衰微の登場によって、双子デッキはそれまでの2枚コンボからコントロール/テンポデッキに形を変えた。みなオールインコンボでのビートのやり方を覚え始め、衰微が決定打となった。やがて瞬唱入りの型が主流となった。

稲妻/瞬唱/溶岩使い

この3枚は双子デッキに新たな切り口を加えた。もはやコンボを決まらなくても勝てるし、大抵のカードはインスタントスピードだ。それはもしコンボを構えていなかったとしても常に脅威となる。

(デッキリスト画像)

 これがUR双子の標準形だ。大抵はコンボのほうがよくて対策カードは少ない。キキジキが1・2枚と呪文滑りが2枚、総督とやっかい児が8枚フル投入されている。
 このサイドボードは元の<コンボ>ゲームプランを完全にひっこめて、<ブルームーン>として動くことを可能にしてくれる。何年にもわたりこれがジャンドやジャンクといったデッキに対抗する最も効果的な方法で、大抵の対戦相手はこちらのコンボに対して過度なサイドボーディングをしてくれる。
緑?黒?それとも白?

これは前に聞いた引用だけど正しいと思うよ。

もしよりビートダウンしたいのなら:緑を使え。
もしよりコントロールしたいのなら:黒を使え。
もし負けたいのなら:白を使え。

これはいささか大げさだけど、正しい。白を使う理由は天界の列柱/Celestial Colonnadeだけど、これは双子デッキがやりたいこととはかみ合わない。アクティベートしてタップアウトしたくはないしね。加えて流刑への道/Path to exileもプレイしたくない。対戦相手にマナを与え、除去を構えたり多彩なアクションを可能にさせるのは避けたい。差し戻し/Remandもヒドイものになってしまう。

最近はほとんどの派生形も瞬唱+稲妻パッケージを持った上で、色によってタルモやタシグルやラヴァマンサーのようなカードを追加している。

RUG Twin
Patrick Dickmann
Top 8 Pro Tour Born of the Gods

Lands
4 x Scalding Tarn
4 x Misty Rainforest
3 x Steam Vents
2 x Sulfur Falls
2 x Island
2 x Hinterland Harbor
1 x Breeding Pool
1 x Stomping Ground
1 x Mountain
1 x Forest
Creatures
4 x Snapcaster Mage
4 x Tarmogoyf
3 x Deceiver Exarch
3 x Pestermite
2 x Scavenging Ooze
Noncreature Spells
4 x Remand
4 x Serum Visions
4 x Lightning Bolt
2 x Cryptic Command
2 x Flame Slash
2 x Gitaxian Probe
1 x Electrolyze
4 x Splinter Twin

Sideboard
1 x Scavenging Ooze
1 x Engineered Explosives
1 x Nature’s Claim
1 x Negate
1 x Spellskite
1 x Dispel
1 x Dismember
1 x Counterflux
1 x Batterskull
2 x Anger of the Gods
2 x Ancient Grudge
1 x Sword of Feast and Famine
1 x Combust


Grixis Twin
Daniel Fournier
GP Charlotte Top 32

Lands
4 x Island
1 x Mountain
1 x Swamp
1 x Blood Crypt
1 x Bloodstained Mire
1 x Desolate Lighthouse
4 x Polluted Delta
4 x Scalding Tarn
3 x Steam Vents
2 x Sulfur Falls
1 x Watery Grave
Creatures
3 x Deceiver Exarch
3 x Pestermite
4 x Snapcaster Mage
2 x Tasigur, the Golden Fang
Noncreature Spells
3 x Splinter Twin
2 x Cryptic Command
2 x Kolaghan’s Command
4 x Lightning Bolt
4 x Remand
2 x Spell Snare
2 x Terminate
2 x Thought Scour
4 x Serum Visions

Sideboard
2 x Engineered Explosives
2 x Grim Lavamancer
2 x Thundermaw Hellkite
3 x Blood Moon
1 x Kolaghan’s Command
1 x Negate
1 x Vendilion Clique
3 x Dispel

これらの派生系は安定性とデッキパワーとのトレードオフだ。
よりスムーズなマナ・小回りのきくスペルと引き換えに、これらはタルモやタシグル、最近のモダンの流行りのコラガンの命令といった“タダ強”スペルを手に入れている。
終止などの確定除去や“追加タルモ”としての軟泥や狩達、スラーンなども大きな強みだ。

まあ個人的には遺恨のためのタッチを除いて三色目を加えるのは好きじゃないけどね。デッキパワーよりも安定性のほうが好みだ。

汎用Tips
可能な限りコンボは匂わせよう。3ターン目に蒸気坑をタップインしちゃならない。総督を持ってないことを相手に知らせるだけだ。マナを立てておけば、相手は回答のためのマナを残してTimeWalkになってくれるかも。双子デッキの素晴らしさは相手がコンボをケアするべきか/しないべきか知られないところにあるんだ。

サイドボードTips
・モダンが始まって以来、黒いデッキは双子にとってキツいマッチアップだ。とりわけBG系。コンボが成功するのはとても低い確率だし試すことにもあんまり意味はない。できるだけコンボパーツはサイドアウトすることを勧めるね。
・プレイヤーを観察しろ。(Play the player..※自信ナシ)対戦相手が一般的な双子のサイドボーディングを予期しているかどうか、プレイスタイルから読み取るんだ―対戦相手がマナを立たせない→除去をサイドアウトしている、とかね。
・常に血染めの月を最低2枚はサイドに用意しておこう。さまざまなデッキに効くし、プレイ“しない“ことによって多くのイージーウィンをもたらしてくれる。
もう一度言おう。“プレイヤーを観察しろ。”
もし相手が月ケアしていないのなら、あなたがサイドから入れてくることが“想定されていない“からだ。ならぶち込んで勝利だ!


読んでくれてありがとう!
残りの7つのデッキコラムについても乞うご期待!

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